2007年11月26日

北の海

ジャパンデイの古本で、北の海という本を見つけた。作者が井上靖だったから、よく考えずにとりあえず買ったのだけど、家に帰ってパラパラと見てみたら、主人公の名前が洪作…井上靖で洪作…なんか聞いたことあるぞ。
しかも舞台が静岡…




そう、しろばんばの主人公、洪ちゃじゃないですか〜
懐かしすぎる!!

しろばんばは、中学受験の国語の問題でよく出てきたので、面白い話だと思って5年生くらいのときに読んだのだが、とても好きな話だ。
ちょっと昔の、古き良き村社会だった日本って感じで…何があっても洪ちゃの味方でいてくれる、おぬい婆ちゃんも大好き。
もしかしてしろばんばの続きの、洪ちゃが大きくなってからの話??

と思い、思わず帯状疱疹であんまり動きたくないのをいいことに、一気によんでしまいました。

まさにしろばんばの続きで、こんなものがこの世にあるなんて全然知らなかった。

しろばんばでは、洪ちゃが小学校を卒業するところくらいまでの話なので、その続きかと思ったら、そこから少しあいてどうやら17、18歳くらいの話。

当時の日本は、中学が5年生まであって、どうやら17,8歳で高校受験があり、そのあとまだ大学受験もあるというシステムらしい。
洪ちゃが中学に通っていた町から、親戚に挨拶にいくためにおぬい婆ちゃんとずっと過ごした村に行って、おぬい婆ちゃんと過ごしたお蔵で、死んでしまったおばあちゃんの心と対話するところなんて、なんかもうおばあちゃんが懐かしくて、すごい洪ちゃと一緒にトリップしてしまった。

おぬい婆ちゃんのように、これだけ何をしても、肯定してくれる大人がいるって、ほんと大事なことだと思う。ただ甘やかせるのと、何が違うのかが難しいところだけど…


私はほんとにしろばんばが好きなんだよね〜
少し前まで、子供たちはこんな風に遊んで、こんな風に村の行事や運動会を心待ちにして、誰かが町に出て行く時のお見送りだけでもこんなに大騒ぎで楽しんでしていたんだな〜って。
台風が来ただけで、夜中に何人も何人もご近所の人が様子を見に来て、おにぎりを作ってそれに備えるおばあちゃんとか。

正直、ちょっと今の人には無理!!と思うほどの人付き合いの濃さなので、だんなさんの田舎に帰省するのがうざくて仕方ないお嫁さんなんか、しろばんばを読んだら、“あー今のおばあちゃん達は、こういう時代に生きてきてるんだから少しくらいうざくても仕方ないのね”って思えるかも。


今回読んだ北の海のほうでは、洪ちゃが、なんかびっくりするくらい鷹揚な感じの子に育ってて、やっぱり親戚づきあいがうざっっ、てところとか、学校の先生とですらものすごく距離が近いところとか、やっぱりかなり面白く読めた。
ちょっと話が柔道中心になってて、それは正直私にはあんまり興味のない分野だったんだけど。

ほんとしろばんば、好きだなあ。
しろばんばも、今回読んだ北の海も、ほんとにたんたんと書かれてるだけなのになんでこんなに心引かれるものがあるんだろう。


(今ネットで調べたら、ちゃんと洪ちゃんの中学時代を書いたものもあるみたい!今度日本帰ったら買ってこよう)

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posted by ria at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本/映画
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